介護職員のケース

介護職員のケース

介護職員の人事異動

介護職員の場合は施設で働くことが多いと思いますが、人事異動の時期や回数などは明確に決まっている施設はほとんど無いと思います。このことから多くの介護職員は突然辞令などが来ることがほとんどであり、その回数も決まっていないことが多く、職員からすると人事異動の目的や意図を掴めずに困惑してしまうこともあります。
せっかく打ち解け始めた現場だったのにそこから異動させられたり、場合によっては慣れ始めた仕事だったのに仕事内容が異なる場所へと異動させられたりと、受け入れる側からするとストレスになってしまうことがあります。施設間での異動などを考えると、通勤時間の変更や通勤手段も変わってしまいますので環境の変化という点でも大きく影響が出ます。
人事異動が頻繁に起こることで、施設に必要とされていないような気分になってしまうことや、自分に何か問題があって辞令が発令されているかのように錯覚してしまうこともあります。ほぼ強制といえる人事異動の目的や理由に関してまずはよく知りましょう。

目的や理由

介護職員の人事異動は一体なんのために行われているのかという点ですが、組織としてパフォーマンスを上げていくことが大きな目的です。人事異動によって組織力が上がるだろうと考えられたために異動が起きます。そして、組織力を上げることに大きく力を発揮するのが適材適所です。個人の能力に適している現場や仕事を振られることで、個人の能力を高めていく考えがあります。
そして他にも、新人の教育目的といった人材の育成、退職者の穴埋めなどといったことでも人事異動は起きます。新人はまだ自分だけで動くことが難しいため、人材を増員して教育する時間を取るためといった理由があります。退職者が出た場合には、足りていない人員を確保するために別の場所から穴埋めをさせる目的として人事異動を行うケースなどがあります。

人事異動が不満なら

介護職員の人事異動は拒否することはとても難しいといえます。業務命令によって発令される人事異動は基本的に従わなければならず、よっぽどのことが無い限り業務命令を拒否することは会社に所属することを拒否していることと同義です。よって人事異動に関して不満を感じたとしても拒否することは出来ませんので、どうしても人事異動が受け入れられない場合の選択肢は少ないです。我慢して受け入れるか、上司に相談してみるか、転職や退職で働き方を変えるしかありません。